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日本でも近年、よく聞かれるようになったフィトセラピーは、元々アロマセラピーをも含んだ
植物全般の効能を学び、体調や精神に及ぼす作用を生活の中に取り入れ、
活かしていくものですが、往々にして

メディカルな知識を培うことに重点が置かれています。

一方、フランスでわたくしが学んだフィトセラピーで一番初めに語られたことは、
その植物の植生や形から見えてくる命の素を
人間がいただくという自然への敬意でした。

それはもちろん
メディカルな効能がベーシックな知識として
培われている講師からではあります。

実際には、戸外に出掛けていき、近隣に生えている植物の色や形から受ける印象を言葉で表現する。
ということが求められ、そこから受け取るものは受け取る個々人によって違い
正解はない。ということでした。 

そして、私たち日本人が最も苦手とする自己表現を
皆の前ですることにより感情の表出が無意識のままに

コントロールされていることに
改めて気づく場でもありました。

これが、何を表すのかと言えば

特に日本社会において、予定調和は暗黙の了解であることが多く
多くの集まりでは、人と外れた行動は忌み嫌われ特別視されてしまうこと

それによって、私たちは特に周りに迷惑をかけないよう
本心に蓋をして、いつの日からか本当の気持ちに気づけなくなって
しまっている。

フランス生活で、ありのままの自分とそれを表現することは
いけないことではないと、体感している私でさえ
この時、講師から言われた言葉に驚いたのです。

「ヨウコ、君はその見えたビジョンから何を感じたの?」

その言葉によって、やっと自分が
感情を感じないように無意識のうちに
気持ちを閉じ込めてしまっていたことに
気づいた。という始末

感情を感じることはいけない。

という前提が自分癒しを続けてきてもまだ尚、

あったと気づいたのでした。 


これは、私を知る日本の友人たちにしたら
驚きなのじゃないかな? 何しろ
日本での私は、あけっぴろ過ぎて
白い目で見られたことが人生の中で
何度もある(笑) のだから。 

さて、この講座の様子をyoutubeで公開していますので
リンクを貼っておきますね。いつか 日本のみんなと

この地を再び訪れることを夢見て。